大みそかの過ごし方

――一年を納め、良い新年を迎えるために――

■ 大みそかの由来

「大みそか」は「大晦日」と書きます。
晦(つごもり)とは、月が隠れて見えなくなる日。
つまり一年の月がすべて隠れ、終わる日です。

古くは大みそかは
「年神様を迎えるための祓いの日」
でした。

・一年の穢れを落とす
・借りを返す
・心と暮らしを整える

これは単なる年末行事ではなく、
新しい年の運気を受け取るための準備だったようです。


■ 年越しそばの意味

年越しそばには、しっかり意味があります。

・そばは切れやすい → 厄・不運・執着を断ち切る
・細く長い → 長寿・健康・細く長く続くご縁
・金粉職人がそば粉で金を集めた → 金運・繁栄

そばを食べる行為は
「今年の苦をここで終わらせ、来年に持ち越さない」
という儀式です。

できれば
・感謝しながら
・静かに
・一年を振り返りながら

食べてみてください。


■ 大みそかの変化

◉ 江戸時代

・大掃除
・借金清算
・年越しそば
・家族で年神様を迎える準備

暮らしと信仰が一体でした。

◉ 明治時代

西洋暦が入り、
「12月31日=年末」という意識が定着。
行事は残しつつも、意味は少しずつ薄れていきます。

◉ 戦後

高度経済成長期。
忙しさと娯楽が増え、
「紅白を見る日」「テレビの日」へ。

◉ 現代

年末年始も仕事、スマホ、情報過多。
「区切り」が見えにくくなりました。

だからこそ今、
意識的に整える日に戻すことが大切だと感じます。

私はゆっくりして、地元の神様、仏様、ご先祖様に手を合わせて感謝する時間にしております。


■ 大みそかのおすすめの過ごし方

・掃除は完璧でなくていい
・すべてを終わらせなくていい

大切なのは心の整理です。

・今年、ありがたかったこと
・うまくいかなかったこと
・手放していい思考や感情

「よくやったね」と
自分に声をかけてあげてください。


■ 良い新年を迎えましょう

新年は、頑張った人だけが迎えるものではありません。

一年をちゃんと納めた人に、訪れます。

大みそかは反省の日でも、追い込みの日でもなく
「感謝と手放しの日」。

今年もよく生きました。それだけで十分だと思うのです。

心を軽くして、良い新年を迎えましょう。

感謝とともに。ありがとうございます。