子どもの栄養を考える第一話

― 質的栄養 実践法 ―

栄養の基礎知識

― 子どもの身体をつくる4つの土台 ―

子どもの栄養のことで、
「何を食べさせたらいいのか」
「サプリは必要なのか」
そんな不安を感じる保護者様も多いと思います。

私も結論からお伝えします。

子どもの栄養は、難しく考えすぎなくて大丈夫です。
まずは、次の4つを意識していれば、土台は整います。


◆ 子どもの栄養摂取・基本の4本柱

1.高タンパク質
2.ビタミン(水溶性)
3.炭水化物(糖質+食物繊維)
4.腸内細菌(食物繊維)※腸内環境

この4つです。

大切なのは
「特別なものを足すこと」ではなく、
身体が正しく育つ条件を整えることです。


① タンパク質|体をつくる材料

タンパク質は、
体をつくるベースとなる栄養素です。

筋肉・皮膚・髪・爪・内臓・血液・ホルモン・免疫細胞。
実は、ほぼすべてがタンパク質からできています。

体は「完成品」ではありません。
毎日、少しずつ壊れて、少しずつ作り替えられています。

これを「入れ替え制」と言います。

筋肉は数か月、
皮膚は約1か月、
腸の粘膜は数日単位で入れ替わります。

つまり、
材料(タンパク質)が足りなければ、良い体は作れません。


◆ タンパク質の語源

タンパク質は英語で protein。 語源はギリシャ語の 「プロテウス(最も大切なもの)」 です。

昔の人は、「これがなければ始まらない」そう理解していたということですね。

強い子ども、折れにくい心と体を育てるための土台それがタンパク質です。

成長期にしっかりタンパク質を吸収しておくシンプルな考え方をお勧めします。


② ビタミン|吸収と代謝のスイッチ

タンパク質を「食べる」だけでは効果が少なくなります。
消化して吸収されて、初め体のパーツ(栄養)になります。

そこに必要なのがビタミンです。

特に重要なのは
ビタミンB群

B群は
・タンパク質を吸収する
・糖質をエネルギーに変える
・脂質をエネルギーに変える
・神経や集中力を支える

こうした代謝スイッチを入れる役割を持っています。

ビタミンCも大切ですが、
子どもに関しては「ほどほどで十分」です。

まず優先したいのは
B群がしっかり働く状態をつくることです。
食べ物から摂るこだわりがある場合それでも良いですが
現代社会には効率的ではないのでサプリをお勧めしています。


③ 炭水化物|動くためのエネルギー

成長期の子どもは、動くこと自体が成長です。

炭水化物は、のうち糖質は脳と体を動かすためのエネルギー源。

ここで大切なのは、「炭水化物=悪」としないこと。

問題は食べることではなく、動いていないことです。

しっかり動く
→ しっかり食べる
→ しっかり成長する

この循環が大切です。

白米を食べる場合は、
ビタミンB1が一緒に必要になります。
(糖質をエネルギーに変えるため)

大人の糖質摂取とは違うことも理解する必要がありますね。


④ 腸内細菌=食物繊維

栄養を吸収する場所は「腸」です。

腸内環境は生まれ育った土地の

食文化
ミネラル
もっと言うと細菌(土)

こうした環境の影響を強く受けます。

一時的な流行の腸活よりも、
日々の食事と生活の積み重ねが、子どもの腸を育てます。
また腸のベースは3歳くらいまでに決まってしまうと言われるくらいです。
赤ちゃんがなんでも口にいれてしまうのは細菌を入れているという説もあります。
ここに関しては賛否あることですので何事も答えではなくご家庭で良いと思う方法をお勧めします。


◆ まとめに

子どもの栄養は、タンパク質を基本に炭水化物をしっかり摂り、ビタミンを補う。
「成長」に必要なことが大切です。

・タンパク質で体をつくる
・ビタミンで使える状態にする
・炭水化物で動く
・腸で受け取る

まずは、この4つ。

ここが整えば、
子どもの体は本来の力で育っていきます。

次回は、
「子どもに摂取を避けたいもの」
大人と子どもの違いについて