子どもの栄養を考える第六話

― 質的栄養 実践法 ―

子どもの未来を考察

― 便利すぎる社会の中で、溢れる食の中での選択 ―

ここまで、著者の経験と価値観をお読みいただきありがとうございます。
栄養の
・何を摂るか
・何を避けるか
・成長に必要な栄養とは
・糖質の考え方と活動量
・腸内環境
についてお話ししてきました。
最終話は、少し問いかけとなります。


◆ お菓子は正義か悪者か

正解はそれぞれの考えにあると思いますが私が提唱したい問題は、

  • 頻度
  • 意味づけ
    です。

「頑張ったから甘いもの」
「静かにしているからお菓子」
「機嫌を直すためのジュース」
これが日常になると、
子どもは無意識に学びます。

👉 甘いもので感情を処理する
👉 食べ物で気持ちを整える
これは成長とともに習慣になります。

本当に整えたいのは、
血糖ではなく、栄養と丈夫な体ではないでしょうか。


◆ ご褒美の形を考える

ご褒美は否定しません。
私も食べたらやっぱりおいしいと思います。
でも、

  • 遊ぶ時間
  • 体をたくさん動かすこと
  • やったことを認めること

これらも立派なご褒美です。

食べ物だけに頼らない環境が、
子どもの自立を育てます。※ご褒美の視点です。


◆ 運動不足と便利すぎる社会

今の社会は、

  • ボタンひとつで届く食事
  • 動かなくても遊べるゲーム
  • 移動もエスカレーター

などとても便利です。

でも子どもの身体だけでなく、本来人間は
不便さの中で育つ設計になっています。

走る
登る
転ぶ
笑う

これらは栄養以上に、
代謝とホルモンを整えます。

糖質の問題も、
腸の問題も、
感情の問題も、
実は「動かないこと」が根にあることが多いと感じています。
ここは、少し本音です。


◆ 子どもの身体は強い

私たちはつい、
「これが悪い」
「あれが危険」
と外側ばかりを見ます。

でも本当は、
人の身体は驚くほど強いですと進化してきました。
現代社会では子供が無事育つには十分すぎる環境です。
きちんと食べ、
きちんと動き、
きちんと眠れば、

多少の添加物や甘いものに
負けるほど弱くはありません。

問題は、
整える習慣がないこと
ではないかということです。


◆ 子どもの未来

今の私たちが残す未来を
子どもは選べません。
便利さか。
手軽さか。
忙しさか。
それとも、
少しの手間とか挑戦心、意識でしょうか。
栄養は、食べ物だけで決まりません。
家庭社会の空気、言葉、選択。

それらすべてが、
子どもの身体をつくっています。


◆ 結び

質的栄養実践法とは、
特別なものを食することではありません。

  • 食べるものを選ぶ
  • とにかく動く
  • たくさん眠る
  • 環境を整える

この積み重ねです。

子どもは、未来そのものです。

私たち大人の選択が、
その土台になると切に考えております。