本尊示現

3月18日。
この日は浅草寺において「本尊示現会」と呼ばれる特別な日となります。

 「浅草寺縁起」によれば、
今から約1400年前、隅田川で漁をしていた兄弟の網に、一体の仏像がかかりました。
それが浅草寺のご本尊である聖観音菩薩です。

何度川に戻しても、再び網にかかる。
この仏像について土地の長である土師中知に尋ねると、
聖観世音菩薩像とわかり、中知は出家してこの尊像を祀る。
これが浅草寺のはじまりであると。

ご本尊の示現に関わった3名が、後に祀られることになります。
その社が三社権現、現在の浅草神社ということです。

現在、「三社祭」は5月ですが、明治の神仏分離以前は、
草創の由来から3月18日を中心にした祭だったそうです。
※浅草寺様より抜粋

私が注力したのは「由来」ではなく「示現」という言葉です。
仏が現れた事象に意味があります。

浅草寺の本尊は秘仏であり、普段はそのお姿を見ることはできません。
見えないからこそ、そこに本質があるとも言えます。

見えないものが、現実を動かしている。

この考えは、「神は顕れるもの」という思想とも重なります。
神仏は遠縁ではなく、心の場と機に現れると感じました。

水中から現れた観音様。
それは単に伝説ではなく「ご縁は自ら現れる」という象徴なのかもしれません。

私たちの人生においても、必要なものは、必要なときに示現する。
そう信じて日々を過ごすことこそが大切と感じました。

観音様いつも御観護りありがとうございます。
南無聖観世音菩薩 あんあろりきゃそわか