コルチゾール

ストレスから命を守るホルモン

コルチゾールは、生命維持に欠かせないホルモンです。炎症を抑えたり、血糖を保ったり、ストレスに対応したりと、私たちの身体を守るために働いてくれています。

だからコルチゾールは、決して悪者ではありません。むしろ、身体にとっては「いざという時に命を守るホルモン」です。

コルチゾールが過剰に働き続けるリスク

問題は、出ることではなく、出続けることです。

強いストレス、睡眠不足、空腹、過度な運動、暑さ寒さ、人間関係、仕事、育児。身体や心が「危機だ」と感じる状態が続くと、コルチゾールの働きも続きやすくなります。

その結果、

  • 免疫力が落ちやすい
  • 血糖値が上がりやすい
  • 交感神経が緊張しやすい
  • 眠りが浅くなりやすい
  • イライラしやすい
  • 筋肉が分解されやすい

という方向に傾くことがあります。

「筋肉」への影響

特に大切なのは、筋肉です。

筋肉は、ただ見た目を作るものではありません。代謝を支え、姿勢を支え、体温を作り、健康寿命を支える大切な器官です。

コルチゾールが過剰に働き続けると、身体はエネルギーを作るために筋肉の分解へ傾きやすくなります。これはボディビルダーだけの問題ではありません。たんぱく質が不足しがちな女性、シニア層、疲れが抜けない方にとっても、とても大切な話です。

ストレスは心と身体にかかる“重力”

「私はストレスを感じにくいです」という方もいます。それは素晴らしいことです。ただ、心が前向きでも、身体には負担がかかっていることがあります。

私はストレスを、心と身体にかかる“重力”のようなものだと考えています。地球にいる限り重力があるように、生きている限り、多少のストレスはあります。

大切なのは、ストレスをゼロにすることではありません。ストレスを受けても、回復できる身体を作ることです。

身体を回復させるための「栄養素」

そのために大切なのが、

  • たんぱく質
  • ビタミンB群
  • ビタミンC
  • マグネシウム
  • CoQ10
  • αリポ酸

など、エネルギーを作る栄養素です。

結局、いつもお伝えしている栄養に戻ります。身体は、材料がなければ回復できません。

神経を整える「言葉」と「笑顔」の力

そして栄養と同じくらい大切なのが、言葉です。

「疲れた」 「もう無理」 「最悪」

こうした言葉を何度も使うと、脳はその状態を再確認しやすくなります。

反対に、 「大丈夫」 「余裕」 「ツイている」 「感謝しています」 「今日も整えていこう」

こうした言葉は、自分の神経を整える方向に働きます。笑顔も本当に大切です。笑顔は、心だけでなく身体にも伝わります。

まとめ:ストレス時代を生きる身体づくり

コルチゾールは、命を守るありがたいホルモンです。ただし、頑張りすぎが続くと、守るための働きが、今度は身体を削る方向へ向かうことがあります。

だからこそ、

  • よく食べる。
  • よく眠る。
  • よく笑う。
  • プラスの言葉を使う。
  • たんぱく質とビタミンをしっかり摂る。

これが、ストレス時代を生きる身体づくりです。

コルチゾールを敵にするのではなく、味方として上手に付き合っていきましょう。