立春を迎えるにあたって

もう一つのスタートライン

現在は「新年=1月1日」となっておりますが、
自然暦では一年の始まりは立春とされてきました。

立春は、二十四節気の最初。
太陽が一定の位置に達し、
「春の気(エネルギー)が立ち上がる瞬間」です。

古来、日本人は
自然のリズムとともに生きてきました。
田を耕し、季節を読み、
目に見えない流れを感じながら暮らしてきたのです。

その中で、
立春=一年の始まり
節分=その前日の大晦日
という感覚が育まれました。


節分は「追い払う日」ではなかった・・・

節分というと、
「鬼は外、福は内」👹👹👹
というイメージが強いかもしれません。

本来の節分は、
何かを追い出す日ではなく、
整えて、手放す日です。

鬼とは、外から来る悪ではありません
・怒り👹イライラ
・焦り👹ソヨソヨ
・不安👹クヨクヨ
・執着👹
・比較👹
・心配👹
など、それらはすべて、
私たちの内側に生まれ負の感情です。
鬼は外にいないというのは神道も仏教も同様に説いています👹

だから節分とは、自分の中にいる
鬼に気づき改める日

「ここまでよく頑張った」
「こういう感情もあった」

そうやって一年分の想いを見つめ、
感謝して、手放す。

この姿勢が、
神道でいう「祓い」であり、
仏教でいう「清浄」なのだと思います。


立春に起こる、見えないスイッチ

立春は、
単なる暦の区切りではなく
自然リズムの中で、
大きなスイッチが入る日です。

焦って何かを始める必要はありません。
無理に変わる必要もありません。

大切なのは、
整った状態で、新しい流れに身をゆだねること。

身につけるもの、
口にする言葉、
人への向き合い方。

ほんの少し丁寧にするだけで、
流れは確実に変わっていきます。


新しい一年は「整った人」から動き出す

自然は、
急かしません。
否定もしません。

ただ、
整ったところに、
次の流れを運んでくるだけです。

僕は思うのですが便宜上、頑張るとか努力とか使うこともありますが
頑張るより、努力するより、人はワクワクを楽しむ感覚をつかんだ方が
今の社会では生きやすいかと思います。
また自然のリズムに従って抗わず自分らしくいることの方が良いのかと思います。

節分で再度振り返り、
立春で歩き出す。

それが、
日本人が、私たち先人が長い年月をかけて
育んできた「一年の始め方」なのだと思います。

本年も、
感謝と余裕を胸に、
自然リズムとともに歩んでまいります。