アイデンティティ

本日、ウクライナ大使館を訪問する機会がありました。

その中で「アイデンティティによる戦い」
という言葉を耳にし、とても考えさせられました。

調べてみると、ロシアとウクライナの戦争は単なる領土争いだけではなく、歴史観や帰属意識がぶつかり合う「アイデンティティ戦争」という側面を持っているそうです。

ロシア側は「両国はひとつの民族である」と主張し、ウクライナ独自の存在を否定する考え方を持っています。

一方、ウクライナ側は主権国家としての誇りや文化、歴史を守るために戦っています。

そこで私は「日本人のアイデンティティとは何だろう」と考えてみました。


アイデンティティとは、

「私たちは何者か」
「どこから来て、何を大切にして生きるのか」
という自己認識です。

それは個人にも、家族にも、会社にも、地域にも、国家にもあります。

私自身で考えると、

  • 株式会社BIG WINGSの創業者であること
  • 人づくりの会社を目指していること
  • 水を通じて人の倖せを創造すること
  • 修験道や仏教を学び実践していること

これらが私のアイデンティティです。

もしそれを忘れ、

  • 売上だけ
  • お金だけ
  • 他人との比較だけ

になってしまったら、自分を見失うと思います。

国家も同じだと考えます!

アイデンティティを失うとは、

土地を奪われることだけではありません。

  • 歴史を忘れる
  • 言葉を失う
  • 文化を失う
  • 教育を失う
  • 自国に誇りを持てなくなる

ということでもあります。

そうなると、

「私たちは何者なのか」

が分からなくなってしまいます。

これは武力による攻撃以上に大きな影響を与えることもあります。


日本には、

  • 神話
  • 古事記
  • 日本書紀
  • 万葉集
  • 神社
  • お祭り
  • 和食
  • 武道
  • 茶道

など、長い年月をかけて受け継がれてきた文化があります。

大切なのは、

「他国より優れているかどうか」ではなく、
「自分たちの歴史や文化を知っているかどうか」

だと思います。


実際には、

  • 古事記を読んだことがない
  • 日本書紀を読んだことがない
  • 地元の神社の由来を知らない
  • 日本の神話を知らない

という方も少なくありません。

良い悪いではなく、

「知らない」

という状態です。

知らないものは守れません。

だからこそ、私自身が学び続け、スタッフにも伝えていきたいと思っています。

しかし、「日本を学びなさい」

と言っても、人はなかなか動きません。

そこで私たちは、水の寺子屋らしく、

BIG WINGS 水の寺子屋教養講座

として、

  • 日本人と水
  • 禊(みそぎ)の文化
  • 神社の歴史
  • 水について学ぼう
  • 古事記
  • 日本人の自然観

などを少しずつ学んでいます。

私たちの創業理念には、

「自然の中で生かされていることを忘れず」

という言葉があります。

これは日本人が古くから大切にしてきた価値観にも通じています。

日本文化の特徴は、

「自然を征服する」のではなく、
「自然と共に生きる」

という考え方です。


仏教では「縁起」。

神道では「八百万の神」。

修験道では「山川草木悉皆成仏」。

ホツマツタヱでは「アメノミチ」。

表現は違っても、
その根底には自然との共生という共通した精神があります。

私が感じる日本の課題は、

「日本人が日本を嫌いになったこと」ではなく、
「日本人が日本を知らなくなったこと」

にあるのではないかと思います。

知った上で賛成する人も反対する人もいて良い。

しかし、知らないままでは、
自分の国も、自分自身も、そして会社も軸を持つことができません。

会社で言えば、理念を知らなければ判断基準を失います。

国で言えば、歴史や文化を知らなければ方向性を見失います。

私は、水の寺子屋ビッグウイングスイミングとして、

「日本を誇れ」ではなく、
「まず知ろう」

から始めたいと思っています。

それこそが、水の寺子屋の精神であり、
人づくりの第一歩だと考えています。